野迫川村で天体観測会

さる6月29日、野迫川村中学校横の空き地で「天体観測会」が行われました。 この天体観測会は、長引く仮設住宅暮らしに少しでも役立てばと北股地区住民の皆さんを対象に、三郷町在住の西川防災士(支部役員)が企画し実現したものです。 この天体観測会には、北股仮設住宅に暮らす皆さんを始め多くの住民の方が訪れ、月のクレーターや土星の輪などの天体ショーを楽しみました。

天体観測の準備をする西川防災士
天体観測の準備をする西川防災士


望遠鏡をのぞく野迫川の子供たち

望遠鏡をのぞこうと順番待ちをする子供たち 曇り空の夜7時から始まった天体観測は、しばらくすると雲も薄れ、月のクレーターや土星の輪がはっきりと見え、中でも”こと座の1等星ベガ”のダイヤモンドのように輝く姿に参加者はうっとり・・ また、非常に珍しいとされる人工衛星が3回も肉眼で確認できるなど野迫川の夜を堪能しました。 この天体観測に訪れた高齢者は、「長生きはするもんやの~、こんなん見せてもろて・・・」 と、感動された様子で、しばし仮設住宅での不自由な生活を忘れられた様子。 親子ずれ、家族ずれの方の姿も多くみられ、楽しい一夜のひと時となりました。 (取材:植村信吉)