東日本大震災レポート(No.3) ~仙台市内避難所~
天理市の藤本昭広防災士からレポートが届きました。
藤本防災士は、柔道整復師として宮城県仙台市内の避難所5ケ所を柔道整復師、助手の5名で回って、主に避難者の治療を行ってこられました。
以下、藤本防災士のレポートを掲載します。
<訪問日時>
平成23年5月23日(月)~25日(水)
<訪問した仙台市内の避難所>
宮城野区、宮城野体育館(避難者数 265名)
〃 、田子市民センター(避難者数 94名)
〃 、高砂市民センター(避難者数 112名)
〃 、岡田小学校(避難者数 220名)
若林区、荒町市民センター(避難者数 39名)
※ 避難者の数字は、4/30現在
<届けた救援物資>
衣料品 ダンボール22箱
新米 60K、缶詰他 ダンボール3箱
上記5ケ所にて、柔道整復師として、のべ94名の方の治療を行いました。
長い避難生活で、足・腰・膝などを痛められてる方が多いことに驚きながらも、治療をさせて頂きました。
加えて、県や市行政への様々な要望をお聞きしたので、宮城県防災課へ報告をいたしました。
<避難者の方々の声>
避難所では、木材・コンクリート等のガレキ除去や、家屋倒壊の処理等で多くの人の支援を求められておられました。
今のままでは、自宅に戻ることもできない。
また、これから季節が夏に向かうので、新たに夏物の衣料等も必要、との意見を多く聞きました。
私が防災士と聞き、救援活動を通して各地域で防災活動に頑張ってほしい、との声も頂きました。
今後、防災士=救援活動を通じて、防災士としての役割を果たしていきたいと思います。