県防災総合訓練参加の皆様へ
8月5日(日)に行われます「奈良県防災総合訓練」に参加申し込みのみなさんへ、会場までのシャトルバスの時間をお知らせします。近鉄田原本駅からメイン会場まで乗車してください。中央体育館アリーナ左側で集まっています。8:30ごろです。
bousaikunren_07318月5日(日)に行われます「奈良県防災総合訓練」に参加申し込みのみなさんへ、会場までのシャトルバスの時間をお知らせします。近鉄田原本駅からメイン会場まで乗車してください。中央体育館アリーナ左側で集まっています。8:30ごろです。
bousaikunren_0731日時: 2018年7月26日(木)6:00 ~ 19:00 (日帰り)
主催: 奈良市 市民活動部 協働推進課
参加: 市内在住・在勤の20数名(市・市社協の担当者2名含む)
場所: 岡山県倉敷市真備町(真備地区人口22,760人 ※平成30年3月末時点)
天候: 晴れ、気温31‐34度程度
西日本を襲った豪雨により、倉敷市を流れる小田川およびその支流の堤防で少なくとも3か所が決壊、広範囲に渡って浸水する災害が発生。
直近の調査によると深い所で5m30㎝を超える深さで水に浸かった真備町を訪れ災害支援活動を行いました。
7月26日早朝、奈良市長をはじめ大勢の奈良市職員に見送られ、ボランティアバスが奈良市役所を出発。
現地真備町のボランティアセンターで受付後、作業場所近くのサテライトに到着したのは、午前10時頃。
急遽4つの班を編成、わたしは1班(6名)のメンバーとなりました。(以下、1班の作業記録となります)
サテライトから徒歩6分程のところにある2階建住宅が今回の作業場所。
壁に付いた痕跡を見るに、2階で人が立った状態で、その膝位にまでは水が浸かったようでした。
住宅内は、家具・家電・畳・床板など殆ど全てのものが運び出された後でガランドウの状態。
依頼作業は、敷地内の住宅周辺に堆積した土砂を土嚢袋に入れ、敷地の端(道路に接した所)に積み上げていくという単調なもの。
但し、連日の酷暑の中、殆どが日の当たる場所での作業、ボラセンから指示があった『20分作業毎に10分休憩』を挟んでもかなりシンドイものでした。
少しでも無理すると熱中症になりそうな自分がいました。
他のメンバーも同様だったと思います。
幸い、ボラセンからの指示事項が適切だったこと、および氷の支給などもあり、奈良市ボランティアメンバーにて熱中症になった者は一人もでませんでした。
作業自体は、午後1時半前には終え、依頼者である住民の方に報告。
遠くから来てくれたこと、作業が大変捗ったことに対して、非常に喜ばれ、お礼の言葉を頂きました。
その後、サテライトに戻り、バスを止めている駐車場で着替えを済ませ、午後2時には現地を離れ帰途につきました。
<所感>
災害後、日も浅いことから、自衛隊の支援活動もまだ行われていたし、町中至る所で水に浸かった大量の家具や家電が廃棄物として積み上げられている状態でした。
今回作業を行った住宅およびその周辺を見ても殆どの一階部分は全滅という感じで災害規模の大きさを改めて実感しました。
1日といっても実際の作業時間は3時間弱程度。
特に、この酷暑の中ではできる作業量は知れています。
今後も沢山のボランティアが必要な状態は続くものと予想されますので、機会があればまた参加したいと思います。
<橿原市 漆戸章夫 防災士>
平成30年7月豪雨により、奈良県社会福祉協議会が設定した、倉敷災害ボランティアバスに杉村・板垣防災士が参加しました。7月19日朝6時に近鉄奈良駅前に集合し、岡山県倉敷市真備町には、9時30分ごろ到着しました。バス1台で、県社協2名、県2名、ボランティア18名(うち女性2名)の体制でした。小田川の近くの住宅街の一角で、3等の平屋建ての住宅の、家具搬出・屋内の清掃等を行いました。熱中症予防のため、15分作業・15分休憩の状態で、午後1時30分までに作業終了し、ボラセンに戻る規則になっていました。作業中は、ものすごい暑さで、臭いもすごくしていました。依頼主の「助かりました。」が、元気回復です。町は、とりあえず水道が出て、大型店舗も営業を再開しています。 (報告:板垣)
西日本豪雨被災地復興支援ボランティア募集!
NPO法人奈良県防災士会は、「西日本豪雨被災地へ復興支援ボランティア」の派遣を行います。下記の日程(2コース)で参加希望の方を募集いたします。
記
日程「1」 平成30年8月18日(土)午前6時出発。8月19日(日)夜帰県
日程「2」 平成30年9月15日(土)午前6時出発。9月16日(日)夜帰県
※ 詳しい行程は参加者へ直接メールで連絡します。
集合場所 磯城郡三宅町(駅徒歩4分、駐車場有り)
行 き 先 岡山県倉敷市真備町(予定)
※ 現地状況や天候により変更、もしくは中止の可能性が有ります。
参 加 費 各10,000円
募集定員 各20名(定員になり次第締め切ります。)
宿泊場所 奈良県防災士会で手配(素泊まり)
交通手段 奈良-岡山 貸切バス(予定)
申 込 先 mail@bousainara.com
緊急連絡と各種手続きの都合上、必ずメールでお願いします。携帯メールの方は上記アドレスが受信出来る設定にして下さい。数日しても返信メールが届かない方は、メール設定と迷惑メールフォルダを確認してお問い合わせ下さい。(メール未着で連絡が無い場合はキャンセル扱いになることがありますのでご注意下さい)
申込要項 氏名/住所/携帯電話/メールアドレス/性別/生年月日/血液型/希望日程「日程1」「日程2」(重複申込可)
注 意 完全自己完結型ボランティアとして行います。したがって、現地及び行程全ての食事等は各自でお願いします。あらかじめご了承の上申し込んで下さい。参加される方は、事前にボランティア保険の加入をお願いします。(奈良県防災士会ボランティア登録者は事務局で一括加入します。奈良県防災士会会員は、7月末までボランティア登録も受け付けます)
参 考 ボランティアの持ち物ガイド(一般用)を添付します。
平成30年7月14、15(土・日)、先遣隊として植村理事長、板垣理事、村山監事の3名が岡山県、京都府へ入りました。
以下、先遣隊の報告です。
<7月14日(土)>
事前に、岡山県神田支部長へ電話にて現地へ入る旨の連絡を入れ、奈良を早朝5時に出発。
真備地区は常に大渋滞が発生しているとの事前情報をつかんでいたこともあり、山陽道経由、岡山自動車道総社ICから総社市内へ向かう。総社市内は渋滞発生していましたが、全て真備地区へ向かう道路でした。
1.総社市
総社市役所横のボラセンにて社協事務局長と支援物資及び現地状況の聞き取り。
Q 支援物資として靴下(奈良県広陵町の地場産業)を送りたい。
A 私宛(事務局長)で良いので送って下さい。
Q 総社市のボラセン状況と今後の見込み?
A 今月中にはかたをつけたい。そうしないと真備の方が大変。
見たところ、支援物資はなんとか足りていそうな感じです。ただ、市役所横の車庫を支援物資配布場所にしており、「ここにあるので自由に持って行って下さい」というスタイル。靴下は不足しているとのこと。※靴下は、20日に発送予定。
総社市から高梁市へ向かう。
2.高梁市
高梁市ボラセン(社協)で事務局長と支援物資と現地状況の聞き取り。
Q 支援物資として靴下(奈良県広陵町の地場産業)を送りたい。
A 市役所の総務課と協議してほしい。ボランティアさんには配ってやりたいが・・。
Q 総社市のボラセン状況と今後の見込みは?
A このまま人数が確保できれば今月中にはなんとか。
事務局長さんの話では、
真備では、今日(14日)、ボランティアの受付をストップした。理由として、渋
滞がひどくて、ボラセンから真備地区への送迎ができない。
沢山の方に来ていただいているので、あとの方は総社市へ来ると連絡があった。
高梁市役所へ向かい、市役所で総務課長と面談。
課長は、「現状、全て対応できています。ありがとうございます」とのこと。
高梁市から真備へ向かう。渋滞が予測されたので北から(県道54)真備へ入る。真備地区、宮田橋交差点から小田川の架かる宮田橋へ向かうが、宮田橋交差点の景色は、昨年ボラで入った朝倉市の景色と同じと感じた。
3.倉敷市(真備地区)
決壊した小田川に架かる宮田橋の袂の民家に写真撮影許可を取ろうと声をかけ少し話を聞く。
娘さん?の話では、
この家は主人のお母さん(74才)が住んでいました。お母さんは二階にいたが、二階にいても膝位まで水がきた、とのこと。たまたま通りがかった宅急便?の人に子供用のビニールプールのようなもので助けてもらいました。
こちらからは、
「家の写真は撮りましたか?」「り災証明は申請しましたか?」と聞くと、「すませました。」
とのこと。「うちは早くにり災証明の申請をしたので、もうおりました」「今は、市役所がパニックになっています」
お二人で片づけをされていたので、
「ボランティアの申し込みは?」と尋ねると、
「申し込んでいますが、まだ来ないんです」「10時に来ると言っていたのに・・」と困惑されたので、こちらから真備ボラセンの状況を説明。
すると、「1階の畳だけでもなんとかしたかったのに・・。」
と困っておられたので、
「良ければお手伝いしますよ」
急きょ、この民家の片づけのボランティア活動に従事。
<7月15日(日)>
事前に、京都府田中支部長と電話で連絡を取合いながらの現地入り。早朝6時に奈良を出発。京都縦断道から宮津市へ入る。京都府の田中支部長と宮津市三宅危機管理監が知り合いという事もあり、宮津市では丁寧に対応頂く。
1.宮津市
社協事務局長のお話では、
「昨日、今日と沢山の方にボランティアとして参加頂いています。」「このまま順調に行けば7月20日(金)にボラセンを一区切りできるのではないか」
なお、現状支援物資は足りています。
三宅危機管理監との面談
「特に被害が大きかったのは池ノ谷地区」「ただ、ここは地域の結びつきが強くて、直後から地域で素早く対応されていた」等。
また、宮津市の状況や京都府下(福知山、綾部等)の現状説明受ける。
宮津市から舞鶴市へ
2.舞鶴市
ボラセンで社協事務局長のお話を聞く。
「ボランティアは市内限定でお願いしている。」「避難所は閉めました。」「ボラセンは明日の参加者次第ですが2・3日の間に閉めることができるのでは」
「支援物資関係は役所で対応なのでそちらへお願いします。」とのこと。社協事務局長が役所へ連絡を入れて下さり市役所へ向かう。
舞鶴市:産業振興部企業誘致担当竹山課長と面談
こちらからは支援物資関係の説明を行う。課長からは、舞鶴市の状況説明を受け、必要であれば連絡を頂く旨の申し入れ。
課長の「舞鶴市はこの10年で4回も被災している」と言われた言葉が印象的でした。
<先遣を終えての感想>
京都府(宮津市、舞鶴市)は、ほぼボラセン活動が終息へ向かっているもよう。その他の自治体は不明。
岡山県の高梁市、総社市は、復興には時間がかかりそうだが緊急性を要する事案は解消されつつあると感じた。ただ、ボラセンでの話なので細部までは不明。
真備地区は、まだまだこれからです。
被災地が広範囲なのと被災家屋が多いことからへたをすれば年内いっぱいかかる可能性もあると感じました。
私たちが急きょボラ活動を行った民家のある宮田橋付近は真備地区でも西の端の方です。ここから東側の状況は不明というか、渋滞がひどくて行きませんでした。ただ、私たちが急きょボラ活動を行った民家のように、ボランティアを待っている家は沢山あると推測しました。
※13日まで真備ボラセン内で支援活動を行っていた田中防災士(大阪府支部)の情報では、14日段階で3,000件の派遣用意をしていたとのこと。
しかし、被災地へ向かう道路や被災地での大渋滞などで思うような活動が出来ていないのが現実です。なんといっても被災家屋が地区の1/4とも1/3とも言われるほど広範囲な被害であることから、今後、様々な形での積極的な支援が必要です。
(奈良県防災士会:植村信吉)
さる7月5日から8日にかけて西日本を中心に記録的な豪雨により、死者102名行方不明90名(7/9毎日新聞夕刊報道)という大きな被害が発生し、今もなお被害の全容がつかめていないという大災害が発生しています。
心から亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆さんをお見舞い申し上げます。
このことを受けて、私ども奈良県防災士会としてなにか出来ることはないものかと心を痛めてはおりますが、今は国や自治体、自衛隊などが全力で救援・救助活動を行っている時期でありますことから、この救援・救助活動を妨げることにならないようにすることが最善であると考えており、今は、情報収集活動に努めております。
また、今日現在、私どもが掴んでいる情報としては、兵庫県や京都府の仲間が情報取集活動として現地に向かおうとしましたが、通行止めなどで現地に入る事すらできないとの報告が届いており、大阪府では大阪北部地震の復興作業が今回の豪雨被害で一時的にストップし、今後、ブルーシートの点検・敷設作業が必要との報告も届いております。
引き続き、本部や関西支部連各支部と共に情報収集にあたって参りますが、必要に応じて、支援ボランティアの派遣や支援物資を届けることなど取り組んで参りますので、会員各位の絶大な協力をお願いいたします。
被災地支援のための「寄付・カンパ」のご協力を要請いたします。当然金額は問いません。出来る範囲のご支援をよろしくお願いします。
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◇ゆうちょ銀行
記号14510 番号 24184371
◇他の金融機関からの場合
ゆうちょ銀行 四五八店(ヨンゴハチ) 普通 2418437
名義:特定非営利活動法人 奈良県防災士会
読み:トク匕)ナラケンボウサイシカイ
※この口座は災害支援専用の口座です。必ず、上記記載の口座へお願いします。
西日本豪雨災害被災地のボランティア状況です。
現在、被災地では、多くの地域で人名救助活動が続いております。
全社協HPで、「現段階での被災地支援・災害ボランティア情報」が掲載されていますのでお知らせします。
全社協被災地支援・災害ボランティア情報は、
全社協HPボランティア情報
— <NPO法人奈良県防災士会 植村信吉>
平成30年7月2日(月)奈良市右京ふれあい会館において、右京地区自主防災防犯協議会主催のHUG(避難所運営ゲーム)が行われ、右京地区から58名、お隣の神功地区から3名が参加されました。
今回は右京地区で2回目のHUGということで、指定避難所の右京小学校の平面図を使用して実践的な体験をしていただきました。体育館とHUGカードの縮尺が合わなかったので、平面図に直接書き込んでもらいましたが、結果的によりリアルな避難状況が伝わって、HUG経験者も初めての方も、参加者全員が立ち上がり熱い議論を交わしました。
昨年度右京小学校の避難所運営マニュアルを作成され、使用できる教室が明確になっていましたので、使えない教室を考える必要はありませんでしたが、リーダーと各役割の分担がうまくいかなかったグループもあって、新たな課題の発見に繋がりました。
<末田政一 防災士>