11月、県内防災訓練の案内
防災士会奈良県支部へ案内が届いた地区について、以下のとおり、お知らせします。
奈良県支部会員で、見学を希望される方は、下記の連絡先に必ず連絡してからご参加ください。
見学する際には、訓練進行の迷惑にならないよう、十分注意してください。
<奈良市六条校区防災訓練>
と き 平成26年11月8日(土) 8:30~12:00
ところ 六条小学校
主 催 六条校区自主防災会
連絡先 植村 bousainara@yahoo.co.jp
<三宅町石見地区防災訓練>
と き 平成26年11月9日(日)8:30~12:00
ところ 石見職業訓練校
主 催 石見自治会
連絡先 植村 bousainara@yahoo.co.jp
<田原本町西八尾防災訓練>
と き 平成26年11月23日(日) 9:00~12:00
ところ 西八尾公民館
主 催 田原本町、奈良県
連絡先 村山 murayama.hirosi@cocoa.plala.or.jp
<明日香村防災訓練>
と き 平成26年11月29日(土) 10:30~12:00
ところ 明日香村近隣公園特設テント
主 催 明日香村
連絡先 勝川 info@katsukawa.jp
<奈良市都祁地区防災訓練>
と き 平成26年11月30日(日) 8:30~12:00
ところ 都祁小学校
主 催 都祁地区自主防災会他
連絡先 末田 s@navy.plala.or.jp
日本防災士会設立10周年記念行事に参加して
さる10月18日(土)、東京都千代田区「星陵会館」において日本防災士会設立10周年記念行事が開催されました。
記念行事は、浦野日本防災士会会長の挨拶に始まり、東京都副知事 前田二部広さま、日本防災士機構 古川貞二郎さまから祝辞を受け、各界からの祝電、メッセージの披露がありました。
第二部としては、「大規模災害と防災士の役割」と題して目黒公郎 東京大学教授が記念講演をされました。
目黒教授は、防災士制度設立当初から関わって頂いていたということもあり、防災士の役割や災害をどういった視点でとらえていくのか、東日本大震災の科学的な分析と経済という観点から等、かなり踏み込んだ提案をされ、熱弁をふるわれました。
特に、防災士の役割として大事なのは、「率先防災対策推進者たれ!」ということと、「公助」の不足分を補う主役は「防災士」だとして、その根拠や方向性を示されました。
記念講演の後は、防災士シンポジュームが行われ、
「地域に貢献する日本防災士会 ~次の10年を展望する~ 」
と題して、コメンテーターに松尾副理事長、
コーディネーターに浦野理事長、
パネラーとしては、
益子さやこ(茨城県防災会議委員)
梅木直幸(関西広域連合防災担当)
大石伸雄(兵庫県支部長)・・阪神、淡路大震災
旭 芳郎(長崎県支部長)・・雲仙普賢岳大噴火
の計6名の方々がそれぞれの経験や立場から意見を述べられました。
最後に、感謝状の授与式があり、第二部として、「絆・未来へ向けて」シンガーソングライター 作人さん(阪神・淡路大震災被災者)の歌、津軽三味線演奏 浅野 祥さん(東北を中心に仮設住宅を被災地復興の願いを込めて活動中)のや三味線の演奏があり記念行事の幕を閉じました。
<報告者>
日本防災士会奈良県支部 支部長 植村信吉
12月6日(土) 講演会「災害時要援護者が助かる道」(参加無料)
下記のとおり、講演会が開催されます。ふるってご参加ください。参加無料、申込不要ですが、定員100名につき、立ち見となった場合はご容赦ください。
タイトル
「災害時要援護者(高齢者、障害者、乳幼児、妊婦、日本語が話せない外国人)が助かる道」
※ 平成26年度奈良県社会福祉協議会中央善意銀行助成金事業です
日 時 平成26年12月6日(土) 14:00~15:30
場 所 奈良市防災センター 2階研修室 (奈良市八条五丁目404‒1)
アクセス ※ 駐車場が狭いため、公共交通機関でのご来場にご協力ください
- 近鉄奈良駅もしくはJR奈良駅西口から奈良交通「恋の窪町」行きバス「柏木町南」下車すぐ
- 近鉄西ノ京駅から真東へ徒歩約20分(約1.7km)
講 師 村井雅清氏 (被災地NGO協働センター代表)
(講師プロフィール)
1969 年兵庫県立兵庫高校卒業、神戸の港湾に8年間就業した後、震災発生まで長田のケミカル業界に従事。震災後「ちびくろ救援ぐるうぷ」(現「ぐるうぷ“えん”」)事務局長(後、代表)として救援活動に取り組む一方、「阪神大震災地元NGO 救援連絡会議」の分科会から独立した「阪神・淡路大震災『仮設』支援NGO 連絡会」(現:被災地NGO 恊働センター)の代表となり現在に至る。また震災後、国内外の災害に対する支援活動に取り組み、海外では、過去53回にわたってコーディネーター役を務める。「CODE海外災害援助市民センター」理事、「震災がつなぐ全国ネットワーク」顧問、しみん基金KOBE 副理事長など。神戸大学非常勤講師、福井大学非常勤講師、神戸松蔭女子大学非常勤講師。2006年4月より神戸学院大学客員教授。2011 年11 月第21 回ロドニー賞受賞。著書に「ボランティアが社会を変える」(共著、2006年関西看護出版)、「災害ボランティアの心構え」(2011年、ソフトバンク新書、記述の一部が大学入試問題に採用された)。
主 催 さぽれす九九しゃ
後 援 NPO法人日本防災士会奈良県支部、奈良県、奈良市、大和郡山市、「NPO法人都市災害に備える技術者の会」自主防災活動研究会
問い合せ さぽれす九九しゃ 柏田勝幸
- 電話 090-4030-9924
- E-mail sbfpt232@ybb.ne.jp
被災地復興支援報告 ~東松島市~
311から3年半、被災地の今
日本防災士会奈良県支部 岩野祥子
2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、宮城県東松島市に足を運び、被災からの復興の様子を見続けています。去る9月26-28日に訪れたときの様子を報告します。
集団移転地の造成工事
私見ですが、東松島市はわりと順調に復興が進んでいると感じます。311から1年間は月に1回から数回、それ以降はひと月から3か月に1度程度、東松島市を訪れていますが、行くたびに変化を感じられます。一方、福島原発の周辺地域へは、年に1~2回程度しか行かないにも関わらず、「前回から何も変わっていない」と感じることがあり、その違いを実感します。
今回、市内の数か所で目に留まったのが、集団移転地での建築工事が始まっていたことです。上の写真は、宮戸の大浜地区。6月に宅地造成が終了し、現在は住居の建築工事に移っています。
同じく、市中心部に近い、牛網地区の集団移転地です。
生活復興支援センターの活動
東松島へ行くたびに訪れるのが、「東松島市生活復興支援センター」です。ここは、震災発生から約5カ月の間は、「東松島市災害ボランティアセンター」として、泥出しや災害ゴミの撤去など、被災者と支援者のマッチングを行っていました。片付けがひと段落して以降は、仮設住宅で暮らす人たちのサポートや、失った仕事や家を今後どうしていくかなど、生活を立て直すために必要な、幅広い支援をするための「生活復興支援センター」へと活動の幅を広げました。
東松島市では、「生活復興支援センターは仮設避難者を見る」「東松島復興協議会(東松島市で活動する全国のボランティア団体やNPO・NGOが連携して活動を行うためのネットワーク)は在宅避難者を見る」というすみわけの元、復興に取り組んできました。わたしたちは在宅避難者から直接ニーズを聞きとりながら活動してきたため、仮設の人たちの様子や、行政の動きはほとんどわかりませんでした。そこで、東松島に来るたびに、生活復興支援センターを訪ねて、仮設避難者(現在は災害公営住宅への入居者も含む)の様子や、行政の取り組みについて、話を聞かせてもらっています。
話を聞く中で、震災から2年目となる去年あたりから、生活復興支援センターの役割のひとつに、災害を経験していない自治体への経験の共有と、災害への備えについての啓蒙活動が加わったように思います。今回訪れたときには、子ども向けのHUG(避難所運営ゲーム)の資料などを見せていただくことができました。
「被災者自身も、数年たてば経験を忘れてしまう。今後は、災害を経験していない子どもも増えていく。被災地域の中で、今回の教訓を生かせなければ意味がない」ということで、地域の人に対し、また、災害を経験していないよその地域の人に対し、東松島市が経験したことを伝えていく活動を、今後はさらに積極的に行っていくようです。
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