桜井市避難所運営ゲーム(HUG)講座事前研修

去る10月29日、桜井市福祉センターにおいて「桜井市ボランティア連絡協議会」主催の第5回「災害緊急時ボランティア体験講座」(12月6日開催)のファシリテーター養成講座が行われました。支部から植村支部長、村山防災士が指導しHUGを体験してもらいました。本番では120名参加ということで今回参加された40名の方は進行役になるので熱心に受講されました。

<村山防災士>

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奈良市平城地区HUG訓練

平成26年10月26日、奈良市平城公民館において、平城地区自主防災防犯会本部役員15名の参加で「避難所運営ゲーム(HUG訓練)」が行われました。

奈良県支部からは講師として末田防災士、岩野防災士、木村防災士が参加し、窪井防災士他3名の防災士が見学に来られました。

地区では今年台風の影響で実際に避難所開設を行ったこともあって、皆さん熱心に取り組まれていました。

<末田防災士(奈良市)>

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11月、県内防災訓練の案内

防災士会奈良県支部へ案内が届いた地区について、以下のとおり、お知らせします。

奈良県支部会員で、見学を希望される方は、下記の連絡先に必ず連絡してからご参加ください。

見学する際には、訓練進行の迷惑にならないよう、十分注意してください。

 

<奈良市六条校区防災訓練>

と き    平成26年11月8日(土) 8:30~12:00

ところ    六条小学校

主 催    六条校区自主防災会

連絡先    植村 bousainara@yahoo.co.jp

<三宅町石見地区防災訓練>

と き    平成26年11月9日(日)8:30~12:00

ところ    石見職業訓練校

主 催    石見自治会

連絡先    植村 bousainara@yahoo.co.jp

<田原本町西八尾防災訓練>

と き    平成26年11月23日(日) 9:00~12:00

ところ    西八尾公民館

主 催   田原本町、奈良県

連絡先   村山 murayama.hirosi@cocoa.plala.or.jp

<明日香村防災訓練>

と き    平成26年11月29日(土) 10:30~12:00

ところ    明日香村近隣公園特設テント

主 催   明日香村

連絡先    勝川 info@katsukawa.jp

<奈良市都祁地区防災訓練>

と き    平成26年11月30日(日) 8:30~12:00

ところ    都祁小学校

主 催    都祁地区自主防災会他

連絡先    末田 s@navy.plala.or.jp

日本防災士会設立10周年記念行事に参加して

IMG_1901さる10月18日(土)、東京都千代田区「星陵会館」において日本防災士会設立10周年記念行事が開催されました。

記念行事は、浦野日本防災士会会長の挨拶に始まり、東京都副知事 前田二部広さま、日本防災士機構 古川貞二郎さまから祝辞を受け、各界からの祝電、メッセージの披露がありました。

第二部としては、「大規模災害と防災士の役割」と題して目黒公郎 東京大学教授が記念講演をされました。
目黒教授は、防災士制度設立当初から関わって頂いていたということもあり、防災士の役割や災害をどういった視点でとらえていくのか、東日本大震災の科学的な分析と経済という観点から等、かなり踏み込んだ提案をされ、熱弁をふるわれました。
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特に、防災士の役割として大事なのは、「率先防災対策推進者たれ!」ということと、「公助」の不足分を補う主役は「防災士」だとして、その根拠や方向性を示されました。

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記念講演の後は、防災士シンポジュームが行われ、

「地域に貢献する日本防災士会 ~次の10年を展望する~ 」

と題して、コメンテーターに松尾副理事長、
コーディネーターに浦野理事長、

パネラーとしては、
益子さやこ(茨城県防災会議委員)
梅木直幸(関西広域連合防災担当)
大石伸雄(兵庫県支部長)・・阪神、淡路大震災
旭 芳郎(長崎県支部長)・・雲仙普賢岳大噴火
の計6名の方々がそれぞれの経験や立場から意見を述べられました。

最後に、感謝状の授与式があり、第二部として、「絆・未来へ向けて」シンガーソングライター 作人さん(阪神・淡路大震災被災者)の歌、津軽三味線演奏 浅野 祥さん(東北を中心に仮設住宅を被災地復興の願いを込めて活動中)のや三味線の演奏があり記念行事の幕を閉じました。

 

<報告者>

日本防災士会奈良県支部 支部長 植村信吉

 

 

河合町高塚台避難所宿泊訓練

去る17日(金)夕方から翌18日(土)朝にかけて河合第二中学校において、避難所宿泊体験訓練が行われ、高塚台の皆さん、中学校の生徒、先生ら180人が参加しました。

支部から、柏田勝幸、村山 央、村山夫人、南上敏明、中尾勝人、井坂孝之、山本善登、坂本秀夫、中根 清、岡田康則、西島潤二

各防災士が体験しました。

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帝塚山地区自主防災防犯会 防災訓練

10月19日(日)富雄第三小中学校において奈良市帝塚山地区自主防災主催の総合防災訓練が、前川防災士、中田防災士を中心に行われ、530人の方が参加しました。奈良県支部から植村支部長、末田防災士、高木防災士、平井防災士が参加し、「シェイクアウト訓練」「避難所運営・体験訓練」「暖段ベッドの組み立て実技」を講習しました。

体育館での講習の後、運動場へ移動して、「消火訓練」「簡易担架・三角巾」「土嚢作り」を見学しました。
八回目となる総合訓練なので、参加者皆さんの意識も高く、協力団体もたくさん参加されて、お互いに横のつながりが出来ました。

<末田防災士(奈良市)>

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桜井市多武峰地区土砂災害防災訓練に参加

平成26年10月19日、奈良県、桜井市、多武峰自主防災会による、「桜井市多武峰地区土砂災害防災訓練」が、地区集会所において、4地域の皆さん約70名が参加して行われました。

訓練では、避難誘導訓練、三角巾の使用法、深層崩壊メカニズム講習、炊き出し訓練が行われ、奈良県支部から参加した、奥田、木村、柏田、勝川、村山各防災士が三角巾の使用法などを講習しました。

最近の土砂災害の報道を受け、山の迫る多武峰地区の皆さんの意識も高く、熱心に訓練に参加されていました。

<村山防災士(広陵町)>

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12月6日(土) 講演会「災害時要援護者が助かる道」(参加無料)

下記のとおり、講演会が開催されます。ふるってご参加ください。参加無料、申込不要ですが、定員100名につき、立ち見となった場合はご容赦ください。

タイトル

 「災害時要援護者(高齢者、障害者、乳幼児、妊婦、日本語が話せない外国人)が助かる道」

※ 平成26年度奈良県社会福祉協議会中央善意銀行助成金事業です

日  時   平成26年12月6日(土) 14:00~15:30

場  所   奈良市防災センター 2階研修室 (奈良市八条五丁目404‒1)

アクセス   ※ 駐車場が狭いため、公共交通機関でのご来場にご協力ください

  • 近鉄奈良駅もしくはJR奈良駅西口から奈良交通「恋の窪町」行きバス「柏木町南」下車すぐ
  • 近鉄西ノ京駅から真東へ徒歩約20分(約1.7km)

講  師   村井雅清氏 (被災地NGO協働センター代表)

(講師プロフィール)
1969 年兵庫県立兵庫高校卒業、神戸の港湾に8年間就業した後、震災発生まで長田のケミカル業界に従事。震災後「ちびくろ救援ぐるうぷ」(現「ぐるうぷ“えん”」)事務局長(後、代表)として救援活動に取り組む一方、「阪神大震災地元NGO 救援連絡会議」の分科会から独立した「阪神・淡路大震災『仮設』支援NGO 連絡会」(現:被災地NGO 恊働センター)の代表となり現在に至る。また震災後、国内外の災害に対する支援活動に取り組み、海外では、過去53回にわたってコーディネーター役を務める。「CODE海外災害援助市民センター」理事、「震災がつなぐ全国ネットワーク」顧問、しみん基金KOBE 副理事長など。神戸大学非常勤講師、福井大学非常勤講師、神戸松蔭女子大学非常勤講師。2006年4月より神戸学院大学客員教授。2011 年11 月第21 回ロドニー賞受賞。著書に「ボランティアが社会を変える」(共著、2006年関西看護出版)、「災害ボランティアの心構え」(2011年、ソフトバンク新書、記述の一部が大学入試問題に採用された)。

主  催   さぽれす九九しゃ

後  援   NPO法人日本防災士会奈良県支部、奈良県、奈良市、大和郡山市、「NPO法人都市災害に備える技術者の会」自主防災活動研究会

問い合せ   さぽれす九九しゃ 柏田勝幸

    • 電話 090-4030-9924
    • E-mail sbfpt232@ybb.ne.jp

 

防災講演会のお知らせ

「地震・津波・火災からの避難を考える」

日時: 11月20日(木) 15:00~17:30

場所: NHK大阪ホール

講師: 神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦氏

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集団移転地(宮戸、大浜地区)

被災地復興支援報告 ~東松島市~

311から3年半、被災地の今

日本防災士会奈良県支部 岩野祥子

2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、宮城県東松島市に足を運び、被災からの復興の様子を見続けています。去る9月26-28日に訪れたときの様子を報告します。

集団移転地の造成工事

私見ですが、東松島市はわりと順調に復興が進んでいると感じます。311から1年間は月に1回から数回、それ以降はひと月から3か月に1度程度、東松島市を訪れていますが、行くたびに変化を感じられます。一方、福島原発の周辺地域へは、年に1~2回程度しか行かないにも関わらず、「前回から何も変わっていない」と感じることがあり、その違いを実感します。

集団移転地(宮戸、大浜地区)

宮城県東松島市内の集団移転地(宮戸の大浜地区)

今回、市内の数か所で目に留まったのが、集団移転地での建築工事が始まっていたことです。上の写真は、宮戸の大浜地区。6月に宅地造成が終了し、現在は住居の建築工事に移っています。

集団移転地(牛網地区)

宮城県東松島市内の集団移転地(牛網地区)

同じく、市中心部に近い、牛網地区の集団移転地です。

生活復興支援センターの活動

東松島へ行くたびに訪れるのが、「東松島市生活復興支援センター」です。ここは、震災発生から約5カ月の間は、「東松島市災害ボランティアセンター」として、泥出しや災害ゴミの撤去など、被災者と支援者のマッチングを行っていました。片付けがひと段落して以降は、仮設住宅で暮らす人たちのサポートや、失った仕事や家を今後どうしていくかなど、生活を立て直すために必要な、幅広い支援をするための「生活復興支援センター」へと活動の幅を広げました。

東松島市生活復興支援センターの渡邉さん

東松島市生活復興支援センターの渡邉さん

東松島市では、「生活復興支援センターは仮設避難者を見る」「東松島復興協議会(東松島市で活動する全国のボランティア団体やNPO・NGOが連携して活動を行うためのネットワーク)は在宅避難者を見る」というすみわけの元、復興に取り組んできました。わたしたちは在宅避難者から直接ニーズを聞きとりながら活動してきたため、仮設の人たちの様子や、行政の動きはほとんどわかりませんでした。そこで、東松島に来るたびに、生活復興支援センターを訪ねて、仮設避難者(現在は災害公営住宅への入居者も含む)の様子や、行政の取り組みについて、話を聞かせてもらっています。

話を聞く中で、震災から2年目となる去年あたりから、生活復興支援センターの役割のひとつに、災害を経験していない自治体への経験の共有と、災害への備えについての啓蒙活動が加わったように思います。今回訪れたときには、子ども向けのHUG(避難所運営ゲーム)の資料などを見せていただくことができました。

「被災者自身も、数年たてば経験を忘れてしまう。今後は、災害を経験していない子どもも増えていく。被災地域の中で、今回の教訓を生かせなければ意味がない」ということで、地域の人に対し、また、災害を経験していないよその地域の人に対し、東松島市が経験したことを伝えていく活動を、今後はさらに積極的に行っていくようです。